法人ETCカードには、法人カード付帯型・協同組合型・ETCコーポレートカードの3種類があり、年会費や発行できる枚数、クレジット機能の有無、高速道路の利用額によって選ぶカードが変わります。主要な法人ETCカードを比較し、年会費無料、複数枚発行、クレジット機能なしなど目的別におすすめを紹介します。
- 法人ETCカード3種類の違いと選び方
- 年会費無料・複数枚発行など目的別のおすすめカード
- クレジット機能なしの法人ETCカードやETCコーポレートカードの違い
法人ETCカードおすすめ比較
法人ETCカードは、法人クレジットカードに追加する「法人カード付帯型」、協同組合を通じて発行する「協同組合型」、NEXCOの大口・多頻度割引を利用する「ETCコーポレートカード」の3種類です。一般的な法人や個人事業主は法人カード付帯型、クレジットカードを発行せずETCカードを利用する場合は協同組合型、高速道路の利用額が大きい法人はETCコーポレートカードが主な選択肢になります。
| 種類 | 仕組み | 主な特徴 | 主な利用ケース |
| 法人カード付帯型 | 法人クレジットカードにETCカードを追加 | 年会費無料やポイント還元、 複数枚発行などカードごとの差が大きい | 一般企業 個人事業主 |
| 協同組合型 | 協同組合へ加入してETC専用カードを発行 | クレジット機能なし。 クレジット会社による与信審査なし。 | クレジットカードを発行せず ETCを利用する法人 |
| ETCコーポレートカード | NEXCO3社が要件を満たす利用者へ貸与 | 大口・多頻度割引を利用可能。 登録車両での利用が基本。 | 高速道路の利用額が大きい 法人、運送・物流会社など |
ETC協同組合はクレジットカードではないためクレジット会社による審査がなく、高速情報協同組合もクレジット機能のないETC専用カードとして組合独自の審査で発行しています。ETCコーポレートカードは、大口・多頻度利用者向けの割引制度を利用するためのカードです。
法人カード付帯型の法人ETCカードを比較
法人カード付帯型は、ETC料金を法人カードの利用代金とまとめて支払えるため、一般企業や個人事業主では最初に検討する種類です。カードによって本カードの年会費、ETCカードの発行枚数、追加費用が大きく異なります。
| 名前 | 国際ブランド | 年会費 | ETCカード |
| JCB Biz ONE 一般カード | | 永年無料 | 年会費:初年度無料、次年度以降は条件により無料※1 |
| JCB一般法人カード | | 1,375円(税込) | 年会費:無料 |
| 三井住友カードビジネスオーナーズ | | 永年無料 | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度利用あれば無料※4 |
| 三井住友カードビジネスオーナーズ ゴールド | | 5,500円(税込) | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度にETC利用あれば無料※6 |
| freee Mastercardワイド | | 無料 | 年会費:無料 |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード | | 無料 | 年会費:無料 |
| 楽天ビジネスカード | | 楽天ビジネスカード:2,200円(税込) | 年会費:1枚目無料、2枚目から550円(税込)/枚 |
| Airカード | | 5,500円(税込) | 年会費:無料 |
| ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード) | | 永年無料 | 年会費:無料 |
| ライフカードビジネスプラススタンダード | | 無料 | 年会費:無料 |
| Orico EX Gold for Biz(エグゼクティブゴールドフォービズ) | | 3,300円(税込)※8 | 年会費:無料 |
| アメリカン・エキスプレス®・ ビジネス・ゴールド・カード | | 49,500円(税込) | 年会費:無料 |
協同組合型の法人ETCカードを比較
協同組合型はクレジット機能を持たないETC専用カードです。法人カードの発行を必要とせず、新設法人や個人事業主も申し込めます。ただし、出資金やカード発行手数料、年間手数料、走行料金に対する事務手数料が発生します。
| サービス | クレジット機能 | 発行枚数 | 特徴 |
| ETC協同組合の法人ETCカード | なし | 必要枚数を申込可能 | クレジット会社の与信審査なし、ETCマイレージ対応 |
| 高速情報協同組合の法人ETCカード | なし | 登録車両1台につき最大4枚 | クレジット機能なし、ETCマイレージ対応 |
ETC協同組合はクレジット会社による審査がなく、高速情報協同組合もクレジット機能を持たず組合独自の審査で発行します。どちらも複数枚の発行に対応しており、具体的な費用や申込条件は後述します。
ETCコーポレートカード
ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本・中日本・西日本が定める要件を満たす利用者に貸与するカードです。通常の法人カード付帯ETCとは異なり、高速道路を大口・多頻度で利用する法人の通行料金を抑えることを目的としています。
| サービス | イメージ | クレジット機能 | 主な割引 | 車両 | 主な利用ケース |
| ETCコーポレートカード | ![]() | なし | 大口・多頻度割引 | カードに表示された登録車両で利用 | 高速道路の月間利用額が大きい法人、 運送・物流会社など |
大口・多頻度割引では、1台ごとの月間利用額に応じた車両単位割引があり、高速国道では5,000円を超える部分から段階的に割引率が上がります。割引対象となる利用では、ETCコーポレートカードに表示された車両番号と実際に利用する車両を一致させる必要があります。
一般的な法人や個人事業主は、まず法人カード付帯型から検討するのが基本です。複数枚を低コストで発行するならfreee MastercardワイドやJCB一般法人カード、クレジットカードを発行しない場合は協同組合型、高速道路の利用額が大きい場合はETCコーポレートカードまで含めて選択肢を絞ります。
法人ETCカードは目的別に選ぶ
法人ETCカードは、年会費、発行枚数、クレジット機能の有無、高速道路の利用額など、重視する条件によって候補が変わります。まず利用目的を明確にすると、必要なカードを絞り込めます。
| 利用目的 | 選び方 | おすすめのカード・サービス |
| 年会費を抑える | 本カードとETCカードの年会費 無料条件を確認 | JCB Biz ONE 一般 三井住友カード ビジネスオーナーズ freee Mastercardワイド セゾンコバルト・ビジネス・アメックス ライフカードビジネスライトプラス スタンダード |
| ETCカードを 複数枚発行する | 発行可能枚数と追加費用を確認 | freee Mastercardワイド JCB一般法人カード 楽天ビジネスカード セゾンコバルト・ビジネス・アメックス ライフカードビジネスプラス スタンダード |
| クレジットカード を作らず利用する | クレジット機能の有無と申込条件を確認 | ETC協同組合の法人ETCカード 高速情報協同組合の法人ETCカード |
| 高速道路の利用額が多い | 大口・多頻度割引の対象になるか確認 | ETCコーポレートカード |
| ポイント還元を重視する | ETC利用時のポイント付与条件と還元率を確認 | JCB Biz ONE 一般 三井住友カード ビジネスオーナーズ 楽天ビジネスカード |
年会費を抑える場合は、法人カード本体だけでなくETCカードの年会費や無料条件まで確認する必要があります。ETCカードを複数枚発行する法人では、1枚ごとの費用に加えて発行可能枚数も重要です。
クレジットカードを発行せずETCだけを利用する場合は協同組合型、高速道路の利用額が大きい法人ではETCコーポレートカードが候補になります。次からは、目的別におすすめの法人ETCカードを詳しく比較します。
年会費無料で使える法人ETCカードおすすめ
法人ETCカードの費用を抑えるなら、本カードだけでなくETCカードの年会費まで確認することが重要です。完全無料のカードがある一方、ETCを年1回以上利用すると翌年度無料になるカードもあります。
| カード名 | イメージ | 本カード年会費 | ETCカード年会費 | 発行枚数 | 無料条件・特徴 |
| freee Mastercardワイド | ![]() | 無料 | 無料 | 最大999枚 | 発行費も無料。 大量発行でもコストを抑えられる |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | ![]() | 無料 | 無料 | 最大5枚 | ETCカードの発行手数料も無料 |
| ライフカードビジネスライトプラス スタンダード | ![]() | 無料 | 無料 | 1枚 | ETCカードは代表者名義のみ。 カード未利用の場合はカードサービス手数料が発生 |
| ライフカードビジネスプラス スタンダード | ![]() | 無料 | 無料 | カード1枚につき1枚 | 従業員カードの発行上限なし。ETCカードも同数発行可能 |
| JCB Biz ONE 一般 | ![]() | 永年無料 | 初年度無料 | 1枚 | 2年目以降は前年にETC利用の支払いが 1回以上あれば無料 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | ![]() | 永年無料 | 条件付き無料 | カード1枚につき1枚 | 前年度にETC利用の請求が1回以上あれば無料 |
年会費と発行枚数の両方を重視するなら、freee Mastercardワイドが有力です。 本カードとETCカードの年会費、ETCカードの発行費が無料で、ETCカードを最大999枚まで発行できます。車両数が多い法人でも追加コストを抑えられます。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードも、本カードとETCカードの年会費が無料です。ETCカードは1カードにつき最大5枚まで発行でき、発行手数料もかかりません。少数から数台の社用車で利用する場合に有力な選択肢です。
ライフカードビジネスライトプラス スタンダードは、本カード・従業員カード・ETCカードの年会費が無料です。ただし、ETCカードは代表者名義の1枚のみとなります。また、入会月から翌年の入会月末までカード利用がない場合は、カードサービス手数料1,650円(税込)が発生します。
JCB Biz ONE 一般は本カードの年会費が永年無料で、ETCカードは1枚発行できます。ETCカードは初年度無料で、2年目以降も前年にETC利用の支払いが1回以上あれば無料です。
三井住友カード ビジネスオーナーズも本カードは年会費永年無料です。ETCカードは前年度にETC利用の請求が1回以上あれば翌年度無料となり、利用がなかった場合は550円(税込)がかかります。
ETCカードを1枚だけ利用する場合はJCB Biz ONE 一般や三井住友カード ビジネスオーナーズ、複数枚を完全無料で発行する場合はfreee Mastercardワイドやセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなどが候補になります。
ETCカードを複数枚発行できるおすすめ法人カード
社用車や従業員ごとにETCカードを持たせる場合は、発行可能枚数と追加費用が重要です。特に車両数が多い法人では、ETCカード自体が無料でも、追加する法人カードに年会費がかかると総コストが増えます。複数枚を発行する場合は、ETCカードだけでなく本カードや追加カードの費用まで含めて確認します。
| カード名 | イメージ | ETCカード年会費 | 発行可能枚数 | 複数枚発行の特徴 |
| freee Mastercardワイド | ![]() | 無料 | 最大999枚 | ETCカードの発行費も無料。 大量発行でもコストを抑えられる |
| JCB一般法人カード | ![]() | 無料 | 希望枚数 | 法人カード1枚から複数の ETCスルーカードNを発行可能 |
| 楽天ビジネスカード | ![]() | 1枚目無料、 2枚目以降550円 | 最大30枚 | ETC利用でも楽天ポイントが貯まる |
| アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | ![]() | 無料 | 基本カード会員は最大20枚 | 発行手数料も無料。 追加カード会員も1人1枚発行可能 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | ![]() | 条件付き無料 | カード1枚につき1枚 | パートナーカードを最大18枚発行でき、 それぞれETCカードを追加可能 |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | ![]() | 無料 | 最大5枚 | 本カード・ETCカードとも年会費無料 |
| ライフカードビジネスプラス スタンダード | ![]() | 無料 | ビジネスカード1枚につき1枚 | 従業員カードの発行上限がなく、 ETCカードも同数発行可能 |
ETCカードを大量に発行する法人では、freee Mastercardワイドが有力です。 ETCカードを最大999枚まで発行でき、年会費と発行費も無料です。車両や従業員が多い企業でも、ETCカードの枚数による追加コストが発生しません。
JCB一般法人カードは、法人カードの発行枚数に関係なくETCスルーカードNを複数枚申し込めます。ETCカードの年会費は無料で、車両ごとにカードを分けることで利用明細を管理できます。ただし、所定の審査によって希望枚数を発行できない場合があります。
楽天ビジネスカードは、楽天ETCカードを最大30枚まで発行できます。1枚目は年会費無料、2枚目以降は1枚につき年550円(税込)です。ETC利用でも楽天ポイントが貯まるため、複数枚発行とポイント還元を両立できます。
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、基本カード会員1人につきETCカードを最大20枚まで発行できます。ETCカードの年会費と発行手数料は無料で、追加カード会員も1人につき1枚発行できます。
三井住友カード ビジネスオーナーズは、1枚の法人カードにつきETCカード1枚の発行です。ただし、年会費無料のパートナーカードを最大18枚まで追加でき、各パートナー会員もETCカードを申し込めます。従業員ごとに法人カードとETCカードを持たせる運用で利用できます。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ETCカードを最大5枚まで年会費無料で発行できます。本カードも年会費無料なので、数台の社用車で利用する場合にコストを抑えられます。
ライフカードビジネスプラス スタンダードは、従業員カードの発行枚数に上限がなく、ビジネスカード1枚につきETCカードを1枚発行できます。スタンダードは本カード・従業員カード・ETCカードの年会費が無料なので、従業員数や社用車の増加に応じてETCカードを追加できます。
法人ETCカードを複数枚発行するメリット
ETCカードを車両や従業員ごとに割り当てることで、カードごとの高速道路利用額を把握できます。利用者や車両を固定して運用すれば、経費の管理も明確になります。従業員による高速料金の立替が不要になり、経費精算の負担も減らせます。
特に営業車や配送車を複数保有する法人では、1枚を使い回すよりも車両ごとにカードを分けた方が利用明細を管理できます。発行枚数が多い場合は、ETCカードだけでなく追加カードを含めた年間費用で判断することが重要です。
ETCカード1枚を複数の車で使い回せる?
一般的な法人カード付帯型のETCカードは、ETC車載器を搭載した別の車でも利用できます。そのため、レンタカーや複数の社用車で1枚のETCカードを使うこと自体は可能です。
ただし、複数の従業員や車両で1枚を共有すると、利用者や車両ごとの経費管理が難しくなります。社用車が複数ある法人では、車両または利用者ごとにETCカードを発行する方が管理上は明確です。
クレジット機能なしの法人ETCカードおすすめ
クレジットカードを発行せずETCカードだけ利用する場合は、協同組合型の法人ETCカードが候補です。ETC協同組合と高速情報協同組合はいずれもクレジット機能がなく、法人・個人事業主が申し込めます。カード会社によるクレジット審査はありませんが、組合への加入や所定の確認が必要です。
| サービス | イメージ | クレジット機能 | 出資金 | カード発行手数料 | 年間手数料 | 事務手数料 | 主な特徴 |
| ETC協同組合の法人ETCカード | ![]() | なし | 10,000円/1社 | 880円/枚 | 880円/枚 | 走行料金の8% | ETCマイレージ対応、 必要枚数を申込可能 |
| 高速情報協同組合の法人ETCカード | ![]() | なし | 10,000円/1社 | 550円/枚 | 550円/枚 | 走行料金の8% | 1枚あたりの固定費が低く、 複数枚発行にも対応 |
ETC協同組合の法人ETCカードは、クレジット機能がなく、必要枚数を申し込めます。レンタカーや従業員の車でも利用でき、ETCマイレージサービスの還元にも対応しています。出資金は1社10,000円で、カード1枚につき発行手数料880円、年間手数料880円がかかります。
高速情報協同組合の法人ETCカードもクレジット機能がなく、組合独自の審査で発行されます。出資金は1社10,000円、カード手数料と年間手数料はそれぞれ1枚550円で、走行料金に対して8%の事務手数料がかかります。ETCマイレージサービスや各種ETC割引にも対応しています。
費用を比べると、カード1枚ごとの発行手数料と年間手数料は高速情報協同組合の方が低く設定されています。一方、どちらも出資金と走行料金に対する事務手数料があるため、通常の年会費無料法人カードとはコスト構造が異なります。
クレジット機能なしの法人ETCカードに審査はある?
ETC協同組合と高速情報協同組合はクレジットカードではないため、カード会社によるクレジット審査はありません。ETC協同組合も公式サイトで「クレジット審査なし」と案内しており、高速情報協同組合はクレジット機能がないため組合独自の審査で発行するとしています。
ただし、申し込めば無条件で発行されるわけではありません。法人では履歴事項全部証明書、個人事業主では確定申告書や開業届などの提出が必要で、組合への加入と出資金の支払いも必要です。クレジットカードの審査に不安がある場合でも申込先の候補になりますが、「一切審査がないカード」ではなく、「クレジット会社による与信審査がない法人ETCカード」と考えるのが正確です。
高速道路の利用額が多い法人にはETCコーポレートカードがおすすめ
ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本・中日本・西日本が要件を満たす利用者へ貸与する、大口・多頻度利用者向けのETCカードです。通常の法人カード付帯型とは異なり、高速道路の利用額に応じた大口・多頻度割引を受けられる点が大きな特徴です。運送業や物流業など、高速道路を継続的に利用する法人では有力な選択肢になります。
ETCコーポレートカードの特徴
| 項目 | 内容 |
| クレジット機能 | なし |
| 主な割引 | 大口・多頻度割引 |
| 車両単位割引 | 1台あたり月5,000円を超える利用額から段階的に割引 |
| 契約単位割引 | 一定の利用条件を満たすと契約全体に10%割引 |
| 利用車両 | カードに表示された登録車両 |
| 支払い | 1カ月分をまとめて翌月末までに支払い |
高速国道の車両単位割引は、1台あたりの月間利用額が5,000円を超える部分から適用され、利用額に応じて10%、20%、30%と割引率が上がります。ETC2.0を利用する事業用車両は、2027年3月末まで20%、30%、40%の割引率が適用されます。
また、契約全体の月間利用額が500万円を超え、1台あたりの平均利用額が月3万円を超える場合は、契約単位で10%の割引も受けられます。
ETCコーポレートカードを選ぶ目安
ETCコーポレートカードは、高速道路の利用額が大きく、同じ車両で継続的に高速道路を利用する法人で検討するカードです。一般的な営業車を数台利用する程度であれば、年会費やポイント還元を重視して法人カード付帯型を選ぶ方法が基本です。
一方、運送会社や物流会社など、高速道路料金が毎月まとまった金額になる場合は、大口・多頻度割引による削減効果が大きくなります。
注意点は、割引対象となる利用ではETCコーポレートカードに表示された車両番号と実際に利用する車両を一致させる必要があることです。複数の車両で1枚を使い回す運用ではなく、登録車両ごとに管理することが前提になります。
法人ETCカードおすすめ15選を詳しく紹介
ここからは、法人カード付帯型、協同組合型、ETCコーポレートカードの中から、法人ETCカードの候補となる15サービスを紹介します。ETCカードの発行枚数や年会費、ポイント還元、クレジット機能の有無などを確認し、自社の利用条件に合わせて選ぶことが重要です。
JCB Biz ONE(一般)
JCB Biz ONE 一般は、本カードの年会費が永年無料で、ETCカードを1枚発行できます。ETCカードは初年度無料で、2年目以降も前年にETC利用の支払いが1回以上あれば無料です。無料条件を満たさない場合は年550円(税込)がかかります。
法人代表者だけでETCカードを利用する場合や、社用車が1台の個人事業主・小規模法人におすすめです。複数枚のETCカードが必要な場合は、JCB一般法人カードなど別のカードを選びます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ETCカード | 年会費:初年度無料、次年度以降は条件により無料※1 |
| 追加カード | なし |
| カード利用枠 | ~500万円※2 |
| ポイント還元率 | 基本1.00%※3 |
| 発行スピード | 最短5分※4 |
| 申込対象 | 法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む) |
- 年会費永年無料
- 常時ポイント2倍の高還元
- 最短5分発行(条件あり)
JCB法人カード 一般カード
JCB一般法人カードは、法人カードの発行枚数にかかわらず、法人向けETCカード「ETCスルーカードN」を複数枚申し込めます。ETCカードの年会費は無料で、車両ごとにカードを分けて利用できます。
走行日、利用区間、利用金額はJCB E-Co明細サービスで確認できるため、複数の営業車や社用車を管理する法人におすすめです。所定の審査によって希望枚数を発行できない場合があります。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 1,375円(税込) |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:1,375円(税込)※3 |
| カード利用枠 | ~500万円※4 |
| ポイント還元率 | 0.50%~10.00%※5 |
| 発行スピード | 通常2〜3週間 |
| 申込対象 | 法人または個人事業主 |
- 初年度年会費無料で導入しやすい
- 会計ソフト連携で経費精算を効率化
- 従業員カード発行で立替精算不要
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高3,000万円(利用付帯) |
| 各種補償 | ショッピングガード保険(海外):最高100万円※1 |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高3,000万円(利用付帯) |
| 空港ラウンジサービス | − |
三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般カード)
三井住友カード ビジネスオーナーズは、本カードの年会費が永年無料の法人カードです。法人カード1枚につきETCカードを1枚発行でき、ETCカードは前年度に1回以上ETC利用の請求があれば翌年度の年会費が無料になります。
年会費を抑えて法人カードとETCカードを導入する法人や個人事業主におすすめです。従業員用のパートナーカードにもETCカードを追加できるため、従業員ごとにカードを分けて管理できます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ETCカード | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度利用あれば無料※1 |
| 追加カード | 年会費:永年無料 |
| カード利用枠 | 〜500万円※2 |
| ポイント還元率 | 0.5%〜1.5%※3 |
| 発行スピード | 最短3営業日(カード到着約1週間) |
| 申込対象 | 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む)の方 |
- 年会費永年無料で固定費ゼロ
- 追加カードが最大18枚まで発行可能
- 最大500万円の利用枠で事業決済に対応
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高2,000万円(利用付帯)※1 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、ETCカードに加えてゴールドカードの付帯サービスも利用する法人向けです。ETCカードは法人カード1枚につき1枚発行でき、前年度に1回以上ETC利用の請求があれば翌年度のETCカード年会費が無料になります。
本カードの年会費は5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用条件を達成すると翌年以降の年会費が永年無料になります。カード利用額が年間100万円以上になる法人では、一般カードとあわせて検討する候補です。パートナーカードにもETCカードを追加できるため、従業員ごとにカードを分けて管理できます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 5,500円(税込) |
| ETCカード | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度にETC利用あれば無料※2 |
| 追加カード | 会費:永年無料 |
| カード利用枠 | ~500万円※3 |
| ポイント還元率 | 0.5%〜2.0%※4 |
| 発行スピード | 最短3営業日(カード到着約1週間) |
| 申込対象 | 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む)の方 |
- 年間100万円利用で年会費翌年以降永年無料*¹
- 最大2.0%ポイント還元(条件あり)*²
- 三井住友ブランドの信頼性
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 各種補償 | 年間300万円までのお買物安心保険 |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 空港ラウンジサービス | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの空港内にあるラウンジを無料でご利用いただけます。 |
freee Mastercard ワイド|法人向け年会費無料カード
freee Mastercardワイドは、ETCカードを最大999枚まで発行できる法人カードです。ETCカードの年会費と発行費は無料で、従業員カードも最大999枚まで発行できます。
営業車や配送車を多数保有する企業など、ETCカードを大量に発行する場合に特におすすめです。スタンダードではポイント還元がないため、ポイントより発行枚数とコストを重視する法人の選択肢になります。
| 項目 | 内容 |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 無料 |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:無料 |
| カード利用枠 | 30~1,000万円(1,000万円以上も申込み可) |
| ポイント還元率 | なし |
| 発行スピード | 約2週間 |
| 申込対象 | 法人 |
- 年会費永年無料の事業用カード
- 法人でも決算書不要で審査可能(※200万円以内)
- 従業員・ETCカードが最大999枚発行可能
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、本カードの年会費が無料で、ETCカードも年会費・発行手数料無料です。ETCカードはカード1枚につき最大5枚まで発行できます。
数台の社用車でETCカードを分ける場合におすすめです。追加カードも年会費無料のため、本カードと追加カードを組み合わせた経費管理にも利用できます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 無料 |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:無料 |
| カード利用枠 | 個別に設定される |
| ポイント還元率 | 0.5%〜2.0%※1 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| 申込対象 | 個人事業主またはフリーランス、経営者の方(高校生を除く) |
- 年会費無料
- 特定加盟店で最大4倍還元
- 登記簿不要で申込可能
楽天ビジネスカード(還元率1.0%)
楽天ビジネスカードはETCカードを複数枚発行でき、高速道路料金の支払いでも楽天ポイントを貯められる法人カードです。ETCカードは1枚目が年会費無料で、2枚目以降は1枚につき年550円(税込)がかかります。
ETCカードの複数枚発行に加えて、事業経費の支払いで楽天ポイントを貯める場合におすすめです。楽天ビジネスカードを保有するには楽天プレミアムカードへの入会が必要になるため、本カードを含めた年間コストを確認する必要があります。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 楽天ビジネスカード:2,200円(税込) |
| ETCカード | 年会費:1枚目無料、2枚目から550円(税込)/枚 |
| 追加カード | なし |
| カード利用枠 | 最高300万円 |
| ポイント還元率 | 1%※2 |
| 発行スピード | 5週間程度 |
| 申込対象 | 20歳以上で安定した収入のある |
- 楽天市場利用でポイント最大3倍
- ビジネス決済を法人口座に分離
- 楽天ポイントが貯まり経費活用可
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高5,000万円 |
| 各種補償 | 最高300万円(自己負担1回の事故につき3,000円) |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 空港ラウンジサービス | ・国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できる |
Airカード
Airカードは、事業経費の支払いでリクルートポイントが貯まる法人カードです。ETCスルーカードNを複数枚発行できるため、営業車や社用車を複数保有する法人でも利用できます。
ただし、ETCスルーカードNの利用分はAirカードのポイント加算対象外です。ETC料金そのもののポイント還元より、通常の事業経費でポイントを貯める法人の候補になります。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 5,500円(税込) |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:3,300円(税込) |
| カード利用枠 | 10万円〜最大500万円※1 |
| ポイント還元率 | 1.5%※2 |
| 発行スピード | 申込から約3週間程度 |
| 申込対象 | 法人または個人事業主 |
- 業界No.1水準の還元率1.5%
- ポイントで経費削減が可能
- 会計ソフト連携で管理効率化
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | − |
| 各種補償 | 海外 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円) |
| 旅行傷害保険(国内) | − |
| 空港ラウンジサービス | − |
ライフカードビジネスライトプラス スタンダード
ライフカードビジネスライトプラス スタンダードは、本カード・従業員カード・ETCカードの年会費が無料の法人カードです。ETCカードは代表者名義で1枚発行できます。
ETCカードが1枚で足りる法人や個人事業主で、カード保有コストを抑える場合におすすめです。複数枚のETCカードが必要な法人では、ライフカードビジネスプラス スタンダードを選択肢に加えます。への入会が必要になるため、本カードを含めた年間コストを確認する必要があります。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:無料 |
| カード利用枠 | 最大500万円 |
| ポイント還元率 | 0.5%※1 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| 申込対象 | 法人代表者または個人事業主 |
- 年会費無料でコストを抑えやすい
- 書類不要、最短3営業日発行
- 限度額最大500万円で資金管理
ライフカードビジネスプラス スタンダード
ライフカードビジネスプラス スタンダードは年会費無料で、従業員カードを多数発行できる法人カードです。従業員カードと同数のETCカードを発行できるため、複数の従業員や社用車でETCカードを利用する法人におすすめです。
ビジネスライトプラスとは異なり、追加カードを4枚以上必要とする企業でも利用できます。ETCカードを増やしても年会費がかからないため、複数枚発行時の固定費を抑えられます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 無料 |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費:無料 |
| カード利用枠 | 10~500万円 |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 発行スピード | 約2〜3週間 |
| 申込対象 | 法人代表者または個人事業主 |
- 年会費無料でコストを抑えられる
- 従業員カードの発行枚数に上限なし
- ETCカードを従業員カードと同数発行可能
EX Gold for Biz M
EX Gold for Biz Mは、初年度の本カード年会費が無料、2年目以降は3,300円(税込)の法人代表者向けゴールドカードです。ETCカードの年会費は無料で、高速道路料金も本カードの利用分とまとめて請求されます。
ETCカードだけでなく、空港ラウンジや旅行傷害保険などゴールドカードの付帯サービスも利用する法人におすすめです。メンバーカードは最大3名まで追加できます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 3,300円(税込)※1 |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | メンバーカード発行可能※2 |
| カード利用枠 | 10万円~1,000万円(Orico EX GOLD for Biz M) |
| ポイント還元率 | 約0.5%※2 |
| 発行スピード | 問い合わせ |
| 申込対象 | 個人事業主または法人代表者 |
- 初年度無料、次年度から年会費3,300円のゴールド
- 空港ラウンジと保険で出張を支援
- 請求書カード払いで資金繰り改善
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 各種補償 | ショッピングガード保険 |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高5,000万円(死亡・後遺障害)(利用付帯) |
| 空港ラウンジサービス | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用可能 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、基本カード会員1人につきETCカードを最大20枚まで発行できます。ETCカードの年会費と発行手数料はいずれも無料です。
追加カード会員も1人につきETCカードを1枚発行できるため、複数の車両や従業員で利用できます。本カードの年会費は49,500円(税込)と高いため、ETCカードだけでなく出張や経費管理などの付帯サービスも利用する法人で検討するカードです。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 49,500円(税込) |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 追加カード | 年会費 |
| カード利用枠 | 一律の制限なし |
| ポイント還元率 | 1%※2 |
| 発行スピード | 個人事業主:約1週間 |
| 申込対象 | 法人の代表者 |
- 海外・国内旅行保険が充実(出張トラブル時も安心)
- コンシェルジェサービスで出張や会食の手配を代行
- 出張・接待を効率化するビジネス特典が豊富
詳細を見る
| 項目 | 内容 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1億円(利用付帯)※1 |
| 各種補償 | ショッピング・プロテクション® |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高5,000万円(利用付帯)※3 |
| 空港ラウンジサービス | 主要な国内空港とハワイホノルルの空港のラウンジを無料で利用可能 |
ETC協同組合の法人ETCカード
ETC協同組合の法人ETCカードは、クレジット機能を持たないETC専用カードです。クレジットカード会社による与信審査がなく、必要枚数を申し込めます。
法人カードを発行せずETCカードだけ利用する法人や、設立直後の法人、個人事業主にも候補になります。出資金、カード発行手数料、年間手数料、走行料金に対する事務手数料が発生するため、利用前に総コストを確認します。
| カード名 | 法人ETCカード(ETC協同組合) |
| ETC券面 | ![]() |
| 初期費用 | 出資金10,000円/社(退会時返還) 発行手数料880円(税込)/枚 |
| ETC年間手数料 | 年間手数料880円/枚(年1回) |
| その他費用 | 走行料金に対して毎月8%の手数料発生 (請求書作成、信販会社への立替保証など) |
| 発行枚数 | 組合規定による(必要枚数の範囲で申請) |
| 利用車両 | 原則、車両固定なし(組合により運用条件あり) |
| 割引・還元 | 休日割引最大30% 深夜割引最大30% 平日朝夕割引最大50% ETCマイレージ還元 |
| 審査 | クレジット審査なし(組合の所定審査あり) |
| 発行日数 | 要問い合わせ |
| 入会資格 | 法人、個人事業主 (カード申請対象車両車検証) |
| 必要書類(コピー可) | (法人) ・履歴事項全部証明書(6ヶ月以内のもの) ・車検証 ・セットアップ証明書 ・代表者の運転免許証もしくは住民票、健康保険証 (個人事業主) ・所得税確定申告書 ※税務署印のあるもの ・開業届、取引先との契約書、領収書など ※個人事業を始めたばかりの方 ・車検証 ・セットアップ証明書 ・代表者の運転免許証もしくは住民票、健康保険証 |
高速情報協同組合の法人ETCカード
高速情報協同組合の法人ETCカードは、クレジット機能を持たない高速道路専用の後払いETCカードです。クレジットカードを発行せずに利用でき、法人や個人事業主、新設法人でも申し込めます。
ETCカードは登録車両1台につき最大4枚まで発行でき、登録した車両以外の社用車やレンタカーでも利用できます。ETCマイレージサービスにも対応しており、複数の車両で柔軟にETCカードを利用する法人におすすめです。
| カード名 | 法人ETCカード(高速情報協同組合) |
| ETC券面 | ![]() |
| 初期費用 | 出資金10,000円/社(脱退時返還) 発行手数料550円(税込)/枚 |
| ETC年間手数料 | 取扱手数料550円(税込)/枚(年1回) |
| その他費用 | 走行料金に対して毎月8%の手数料発生 (請求書作成、信販会社への立替保証など) |
| 発行枚数 | ETCマイレージ登録に使用する車両1台につき最大4枚 |
| 利用車両 | カード自体は登録車両以外の社用車・レンタカーでも利用可能 |
| 割引・還元 | ETCマイレージ還元 休日割引 深夜割引 平日朝夕割引 |
| 審査 | クレジット審査なし(組合の所定審査あり) |
| 発行日数 | 要問い合わせ |
| 入会資格 | 法人、個人事業主 1ヶ月以内に開業・起業予定の方も申込可能 |
| 必要書類(コピー可) | (法人) – 履歴事項全部証明書(6カ月以内) – 車検証 – ETC車載器セットアップ証明書 (個人事業主) – 所得税確定申告書 – 車検証 – ETC車載器セットアップ証明書 |
ETCコーポレートカード(NEXCO発行)
ETCコーポレートカードは、高速道路を大口・多頻度で利用する法人向けのETCカードです。NEXCOの大口・多頻度割引を利用できるため、運送会社や物流会社など、高速道路料金が大きい法人で候補になります。
一般的な法人カード付帯型とは異なり、登録車両ごとにカードを管理することが基本です。ポイント還元やカード年会費ではなく、高速道路の利用額と割引効果を基準に検討します。
| カード名 | ETCコーポレートカード |
| ETC券面 | ![]() |
| 初期費用 | 預託保証金:月見込み利用料の4倍(最低10万円) カード発行時取扱手数料:629円/枚 |
| ETC年間手数料 | 年間取扱手数料 629円/枚 |
| その他費用 | |
| 発行枚数 | 本カード:車両1台につき1枚 追加カード:なし |
| 利用車両 | カード記載(登録)車両のみ(車両固定) ・法人の場合:組合員である法人名義の車両が利用可能 ・個人事業主の場合:代表者名義の車両が利用可能 |
| 還元率 | 大口・多頻度割引 |
| 審査 | 所定の審査あり(クレジットの審査ではない) |
| 発行日数 | 要問い合わせ |
| 入会資格 | 法人、個人事業主 |
| 必要書類 | 【法人】 ・履歴事項全部証明書 ・印鑑証明・保証人の印鑑証明 ※預託金でなく保証人を立てる場合 【個人事業主】 ・印鑑証明・保証人の印鑑証明 (預託金でなく保証人を立てる場合) 【法人・個人事業主共通】 ・NEXCOの窓口会社が指定する書類 (問い合わせ) |
法人ETCカードの作り方・申し込み方法
法人ETCカードは、法人カード付帯型・協同組合型・ETCコーポレートカードで申し込み方法が異なります。法人カード付帯型は対象の法人カードと同時、またはカード発行後に追加で申し込みます。協同組合型とETCコーポレートカードは、車検証やETC車載器の情報なども必要です。
法人カード付帯ETCカードの作り方
法人カード付帯型は、対象となる法人カードの申し込みと同時にETCカードを申し込む方法が基本です。すでに法人カードを持っている場合は、会員ページや申込書などからETCカードを追加できます。
新たに法人カードを発行する場合はカード会社の審査があり、審査通過後に法人カードとETCカードが発行されます。必要書類や申し込み方法はカード会社によって異なるため、発行するカードの条件を確認します。JCB法人カードでは、法人カードとETCスルーカードNを同時に申し込むことも可能です。
クレジット機能なし法人ETCカードの作り方
ETC協同組合や高速情報協同組合では、Webから申し込み後、届いた申込書と必要書類を返送し、出資金を入金するとETCカードが発行されます。
主な流れは以下です。
- Webの申込フォームから申し込む
- 申込書を受け取る
- 必要書類を返送する
- 出資金を入金する
- ETCカードを受け取る
ETC協同組合では、法人は履歴事項全部証明書、個人事業主は所得税確定申告書などに加え、車検証とETC車載器セットアップ証明書を提出します。高速情報協同組合もほぼ同様の書類が必要です。
ETCコーポレートカードの作り方
ETCコーポレートカードは、NEXCOへ利用申込書を提出して申し込みます。申込書には法人情報のほか、発行希望枚数、高速道路の利用見込額、利用する車両番号、ETC車載器管理番号などを記載します。
通常の法人ETCカードとは異なり、登録車両を前提としたカードのため、利用する車両ごとの情報が必要です。また、利用額に応じた保証が必要になる場合があるため、申込前にNEXCOの利用条件を確認します。
法人ETCカードの申し込みに必要な書類
必要書類はカードの種類や発行会社によって異なります。主な書類は以下のとおりです。
| 種類 | 主な必要書類 |
| 法人カード付帯型 | 法人の本人確認書類、 代表者の本人確認書類、 引き落とし口座情報など |
| 協同組合型 | 履歴事項全部証明書または確定申告書・開業届、車検証、 ETC車載器セットアップ証明書、代表者の本人確認書類など |
| ETCコーポレートカード | 利用申込書、申込車両情報、ETC車載器管理番号など |
法人カード付帯型はカード会社ごとに必要書類が異なります。協同組合型とETCコーポレートカードでは車両やETC車載器に関する情報も必要になるため、申し込み前に準備しておくと手続きを進められます。
法人ETCカードのメリット・デメリット
法人ETCカードは、高速道路料金を会社の経費としてまとめて管理でき、従業員の立替精算も削減できます。一方で、カードの種類によって年会費や手数料、審査、利用車両などの条件が異なるため、導入前に確認が必要です。
法人ETCカードのメリット
- 高速道路料金をまとめて経費管理できる
ETC利用分を会社指定の口座からまとめて支払えるため、現金精算や従業員の立替を減らせます。 - 複数のETCカードを車両や従業員ごとに管理できる
複数枚発行できるカードなら、社用車や従業員ごとにETCカードを分けられます。利用明細から高速道路料金の利用状況も確認できます。 - ポイントやETC割引を利用できる
法人カード付帯型ではETC利用でポイントが貯まるカードがあります。ETCマイレージサービスや時間帯・曜日によるETC割引を利用できるカードもあります。 - 高速道路の利用額が多い法人は大口・多頻度割引を利用できる
ETCコーポレートカードでは、高速道路の利用額など所定の条件を満たすことで大口・多頻度割引を受けられます。
法人ETCカードのデメリット
- カードによって年会費や各種手数料がかかる
法人カード本体が無料でも、ETCカードに年会費がかかる場合があります。協同組合型では出資金や発行手数料、年間手数料、事務手数料なども必要です。 - 法人カード付帯型はクレジットカードの審査がある
法人カード付帯型を利用するには、カード会社による審査を受ける必要があります。クレジットカードを発行しない場合は、協同組合型も選択肢になります。 - 複数枚発行すると管理するカードが増える
車両や従業員ごとにカードを分けられる一方、紛失や退職、車両変更などに伴うカード管理も必要になります。 - ETCコーポレートカードは利用する車両が限定される
ETCコーポレートカードは登録車両ごとに発行されるため、一般的な法人カード付帯型ETCカードのように複数車両で使い回す運用はできません。
法人ETCカードと個人用ETCカードの違い
法人ETCカードと個人用ETCカードは、高速道路をETCで通行する基本的な機能は同じです。大きな違いは、支払口座や複数枚発行、経費管理、従業員利用への対応にあります。事業で継続的に高速道路を利用する場合は、法人ETCカードの方が経費を管理しやすくなります。
| 比較項目 | 法人ETCカード | 個人用ETCカード |
| 主な利用目的 | 事業・法人利用 | 個人利用 |
| 支払口座 | 法人口座・事業用口座など | 個人口座 |
| 複数枚発行 | 複数枚対応のカードが多い | 基本的に本カードに紐づいて発行 |
| 従業員利用 | 追加カードや車両ごとに発行可能 | 原則として個人利用 |
| 経費管理 | ETC利用分をまとめて管理可能 | 事業利用分を分ける必要がある |
| 利用明細 | 車両・カード単位で確認できるサービスもある | 個人カードの利用明細として確認 |
| クレジット機能なし | 協同組合型などを選択可能 | 選択肢は限定的 |
個人用ETCカードを事業で利用することもできますが、私用と事業用の支払いが混在すると、経費処理の際に利用明細を分ける必要があります。法人ETCカードなら、高速道路料金を事業用の支払いとしてまとめられるため、経費管理を一本化できます。
また、社用車や従業員が複数いる法人では、ETCカードを複数枚発行できる点も大きな違いです。車両や利用者ごとにカードを分ければ、高速道路料金の利用状況を把握しやすくなります。
個人事業主でも法人ETCカードは作れる
法人ETCカードは法人だけでなく、個人事業主でも申し込めます。JCB Biz ONE 一般や三井住友カード ビジネスオーナーズ、freee Mastercardワイドなど、個人事業主を申込対象としている法人カードは複数あります。
協同組合型の法人ETCカードも個人事業主が申し込めるため、クレジットカードを発行せずETCカードだけ利用する方法も選べます。開業直後の場合は、開業届や確定申告書、事業実態を確認できる書類などを求められる場合があります。
個人事業主が法人ETCカードを選ぶ場合は、年会費だけでなく、ETCカードの発行枚数や追加費用も確認します。ETCカードが1枚で足りる場合は年会費無料の法人カード、複数の車両で利用する場合はETCカードを複数枚発行できるカードを優先すると選択肢を絞れます。
法人ETCカードに関するよくある質問
法人ETCカードは何枚まで発行できる?
発行可能枚数はカードによって異なります。1枚のみのカードもあれば、freee Mastercardワイドのように最大999枚まで発行できるカードもあります。複数の社用車や従業員で利用する場合は、必要枚数と追加費用を確認します。
法人ETCカードは年会費無料で使える?
年会費無料で利用できる法人ETCカードはあります。ただし、本カードは無料でもETCカードに年会費がかかる場合や、前年にETC利用があれば翌年度無料になるカードもあります。本カードとETCカードの費用を分けて確認することが重要です。
審査なしで法人ETCカードを作れる?
法人カード付帯型は、カード会社による審査があります。ETC協同組合や高速情報協同組合の法人ETCカードはクレジット機能がないため、クレジット会社による与信審査はありません。ただし、組合所定の審査や確認は行われます。
ETCカードは複数の車で使える?
一般的な法人カード付帯型のETCカードは、ETC車載器を搭載した複数の車で利用できます。ただし、車両や従業員ごとの経費を管理する場合は、ETCカードを分けて発行する方が利用状況を明確にできます。
ETCマイレージサービスに複数枚登録できる?
ETCマイレージサービスは、原則としてETC車載器1台につきETCカード1枚を登録します。ただし、同一事業所の法人名義のETCカードは、1台のETC車載器に最大4枚まで登録できます。各カードごとに登録が必要で、カード間のポイントや還元額は合算できません。協同組合型では、組合側がETCマイレージサービスの登録や管理を行います。
法人ETCカードは個人事業主でも作れる?
個人事業主でも申し込める法人ETCカードは多数あります。法人カード付帯型だけでなく、ETC協同組合や高速情報協同組合などの協同組合型も個人事業主が申込対象です。
ETCカードだけ発行できる?
法人クレジットカードを作らずETCカードだけ利用する場合は、ETC協同組合や高速情報協同組合などの協同組合型が候補です。法人カード付帯型は、基本的に対象となる法人カードの発行が必要です。
まとめ|法人ETCカードは発行枚数・費用・クレジット機能で選ぶ
法人ETCカードは、法人カード付帯型、協同組合型、ETCコーポレートカードの3種類があり、必要な発行枚数や費用、クレジット機能の有無、高速道路の利用額によって選択肢が変わります。
一般的な法人や個人事業主では法人カード付帯型が基本です。年会費を抑えるならJCB Biz ONE 一般や三井住友カード ビジネスオーナーズ、ETCカードを多数発行するならfreee MastercardワイドやJCB一般法人カードが候補になります。
クレジットカードを発行せずETCカードを利用する場合はETC協同組合や高速情報協同組合、高速道路の利用額が大きい法人ではETCコーポレートカードを検討できます。
法人ETCカードを選ぶ際は、本カードとETCカードの年会費、発行可能枚数、追加費用、クレジット機能、高速道路の利用状況を確認し、自社の利用条件に合うカードを絞り込むことが重要です。















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