会社の経費決済や出張で効率よくANAマイルを貯めるには、自社の利用実態に合った法人カードの導入が不可欠です。しかし、カードごとにマイルへの移行上限や手数料、フライトボーナスの仕組みが大きく異なるため、知名度だけで選ぶと大きな損失に繋がりかねません。毎月の決済額や飛行機の利用頻度から最適な1枚を導き出せるよう、主要カードのスペックとマイル獲得のシミュレーションを網羅しました。
- 自社の経費決済額や出張頻度に最適なANAマイル対応法人カード
- 月々の決済額(30万・100万・300万円)に応じた年間獲得マイルの現実的な目安
- 移行上限や手数料の枠に縛られず、損をしないための具体的な判断基準
【迷ったらどっち?】自社に合うカードがすぐわかる1分ナビ
法人カードでANAマイルを貯めるアプローチは、大きく2つに分かれます。「飛行機の搭乗回数が多い企業」と「日々の経費決済額が大きい企業」です。どちらに該当するかによって、選ぶべきカードの方向性は完全に逆転します。
まずは自社がどちらのタイプに属するか、下記の基準で判定してください。
- タイプA:フライト重視型(目安:月2回以上のANA便出張)
社内のメンバーが頻繁にANAの飛行機に乗るなら、ANAと提携するJCBと三井住友カードが発行する「ANA法人カード」が第一選択です。
搭乗ごとのボーナスマイルや、割引価格で航空券を購入できる「ANAカード優待割引」の恩恵を享受できます。 - タイプB:経費決済重視型(目安:月30万円以上の経費支払い・フライト少なめ)
Web広告費や商品の仕入れなど、日々の経費決済額が大きい(ただし飛行機に乗る機会は少ない)なら、普段の決済で高効率にポイントが貯まる「一般の法人カード(ラグジュアリーカードやJCB Biz ONEなど)」が合致します。
ANA提携カードはフライト特化の特典が多いですが、一般の法人カードであれば、移行上限がないプラチナ・ゴールドクラスを運用することで、日々の巨大な決済額からダイレクトに大量のマイルを無駄なく貯めることができます。
自社の強みが「フライト」か「決済額」かで、選ぶべき1枚は変わります。この前提を頭に入れた上で、次章の比較表をご覧ください。
ANAマイルが貯まる主要法人カード7選 比較表
ANAマイルを効率よく蓄積できる主要な法人カード7選の比較表です。年会費やマイル還元率だけでなく、大量決済時に重要となる「年間移行上限」や「移行手数料」の有無もしっかり比較のうえ、自社に最適な1枚を選びましょう。
| カード名 | 年会費(税込) | ANAマイル還元率 | 年間移行上限 | マイル移行手数料(税込) | 国際ブランド | 特徴・おすすめな事業者 |
| 1.ANA JCB 法人カード (一般/ワイド/ワイドゴールド) | 一般:2,475円 ワイド:12,925円 ゴールド:20,900円 | 1.0% | なし | 一般・ワイド:5,500円/年 ゴールド:無料 | JCB | 航空会社提携ならではの安定したフライト特典が魅力。 出張による搭乗ボーナスと日々のショッピング決済の双方で 手堅くマイルを貯めたい企業向け。 |
| 2.ANA VISA/Mastercard コーポレートカード (一般/ワイド/ワイドゴールド) | 一般:3,025円 ワイド:13,475円 ゴールド:20,900円 | ショッピング移行不可 (フライトボーナスのみ) | 対象外 | 対象外 | VISA Mastercard | 決済によるマイル移行はできないものの、 一般・ワイドでも海外旅行保険が自動付帯する実務派。 追加カード年会費が安く、複数社員の経費管理とフライトマイル獲得に特化。 |
| 3.三井住友カード ビジネスオーナーズ (一般/ゴールド) | 一般:永年無料 ゴールド:5,500円(※1) | 0.25% | なし | 無料 | VISA Mastercard | 年会費などの維持コストを極力抑えたい方向け。 特定のANA個人カードなどとの「2枚持ち」によるポイントアップを狙う、 柔軟な運用を検討する事業者に。 |
| 4.JCB Biz ONE (ゴールド) | 5,500円(※2) | 0.6% | なし | 無料 | JCB | 常に1.0%相当のポイントが貯まり、手数料無料でマイルへ移行可能。 クラウド会計ソフトとの高度な自動明細連携が標準付帯しており、 経理効率化とマイル蓄積を両立したい事業者に最適。 |
| 5.セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックス | 33,000円 | 0.3% | なし | 無料 | American Express | ポイントの有効期限がないため、長期的な視点でマイルを蓄積可能。 JALマイル(最大1.125%)を高効率で貯められる仕組みもあり、 双方の使い分けも視野に。 |
| 6.アメックス・ビジネス・ゴールド | 49,500円 | 1.0%(※3) | 40,000マイル | 5,500円/年 (ANAマイル移行コース) | American Express | 高いステータス性と1.0%の高還元率が強み。 ただし、年間40,000マイルの移行制限があるため、 中規模決済を中心とするビジネスに向く。 |
| 7.ラグジュアリーカード(法人) (チタン/ブラック/ゴールド) | チタン:55,000円 ブラック:110,000円 ゴールド:220,000円 | チタン:0.6% ブラック:0.75% ゴールド:0.9% | なし | 無料 | Mastercard | 最高峰の金属製ステータスカード。 マイルの移行上限が一切設けられていないため、 年間数百万円から数千万円以上の高額な法人決済を行う経営者に最適。 |
比較表から見える「選び方のポイント」
- 年間400万円以上の大型決済なら「ANA JCB(ゴールド)」か「ラグジュアリーカード」
アメックス・ビジネス・ゴールドは1.0%という高還元率が魅力ですが、年間40,000マイル(決済額400万円相当)の移行上限が設けられています。これを超える大規模な経費決済を行う企業の場合、上限の設定がないANA JCB法人カード(ワイドゴールド)や、ラグジュアリーカードを選択する方が、マイルの取りこぼしがなく効率的です。 - コストを抑えて手堅く貯めるなら「JCB Biz ONE ゴールド」
手頃な年会費でありながら移行手数料が無料で、0.6%のマイル還元率を維持できる点が大きなメリットです。スタートアップや個人事業主にとっても維持コストの負担が少なく、さらに会計ソフトとの自動連携による業務効率化の恩恵も受けられます。
そもそも「ANA法人カード」とは?
ANA法人カードは、ANA(全日本空輸)がクレジットカード会社と提携し、ビジネスシーンにおいてANAマイルを効率的に蓄積するための各種特典を盛り込んだ法人向けのクレジットカードです。
実際のカード発行および審査業務は提携先のカード会社が担っており、現在は「JCB」と「三井住友カード」の2社から、企業のニーズに応じた以下のラインアップが提供されています。
カード発行会社と提供ラインアップ
- JCB
「一般カード」「ワイドカード」「ワイドゴールドカード」の3種類を提供しています。日々の経費決済で貯まったポイントをANAマイルへ移行できる仕組みが特徴です。 - 三井住友カード(VISA/Mastercard)
「ANAコーポレートカード」として、同じく「一般」「ワイド」「ワイドゴールド」の3種類を展開しています。こちらは企業の経費一元管理と、フライトによるマイル蓄積に特化した仕様となっています。
ANA法人カードを導入する3つの主なメリット
- フライトや継続によるマイルの効率的な蓄積
- 入会時や毎年のカード継続時にボーナスマイルが自動付与されるほか、搭乗ごとに通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが上乗せされます。
- 会員限定運賃「ANAカード優待割引」による柔軟な出張手配
- 従来の「ビジネスきっぷ」の刷新に伴い、新たに「ANAカード優待割引」が導入されました。当日までの予約変更が手数料無料で可能という利便性はそのままに、以前のような「2回分(往復など)のセット購入」という縛りがなくなり、片道からでも柔軟に利用できるよう利便性が大きく向上しています。
- ビジネス渡航を支える旅行傷害保険の付帯
- ブランドを問わず、出張時における万が一の事態に備える旅行傷害保険が標準で付帯しており、企業のガバナンスと出張者の安全をサポートします。
ANA法人カードがおすすめの事業者
とくにANA便を利用した国内外への出張頻度が高い法人や個人事業主において、移動の快適性を高めつつ、経費精算の効率化とマイル獲得による恩恵を最大限に享受したい事業者に最適です。
ANAマイルが貯まるおすすめ法人カード7選
ここからは、先ほどの比較表で取り上げた7つの法人カードについて、それぞれの独自の強みや導入メリットを詳しく解説します。自社の決済規模や出張スタイルに合致する1枚を見極める材料にしてください。
1.ANA JCB 法人カード(一般/ワイド/ワイドゴールド)
| 項目 | ANA JCB法人カード | ANA JCB法人カード ワイドカード | ANA JCB法人カード ワイドゴールドカード |
| 券面 | | | |
| 国際ブランド | | | |
| 年会費 | 2,475円(税込) | 12,925円(税込) | 20,900円(税込) |
| ポイント還元率 | 0.5%※1 | 0.5%※3 | 0.5%※3 |
| 発行スピード | 約2〜3週間 | 約2〜3週間 | 約2〜3週間 |
| 追加カード | 年会費:825円(税込)※2 | 年会費:825円(税込) | 年会費:4,400円(税込) |
| ETCカード | ETCスルーカードN | ETCスルーカードN | ETCスルーカードN |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1,000万円(自動付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高1,000万円(自動付帯/航空機搭乗中・飛行場構内のみ) | 最高5,000万円(自動付帯/航空機搭乗中・飛行場構内のみ) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 各種補償 | ショッピングガード保険(海外):最高100万円 | ショッピングガード保険(海外):最高100万円 | ショッピングガード保険(海外・国内):最高500万円 |
| 空港ラウンジサービス | ― | − | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できます。 |
| 申込対象 | 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方) | 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方) | 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方) |
| 特典 | ・入会特典:1,000マイル、継続ボーナスマイル:1,000マイル | ・入会特典:2,000マイル、継続ボーナスマイル:2,000マイル | ・入会特典:2,000マイル、継続ボーナスマイル:2,000マイル |
| キャンペーン | – | – | 新規入会キャンペーン【2026年4月1日(水)〜9月30日(水)申込期間】 |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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2.ANA VISA/Mastercard コーポレートカード
| 項目 | ANA VISA/Mastercard コーポレートカード 一般 | ANA VISA/Mastercard コーポレートカード ワイドカード | ANA VISA/Mastercard コーポレートカード ワイドゴールドカード |
| 券面 | | | |
| 国際ブランド | | | |
| 年会費 | 3,025円(税込) | 13,475円(税込) | 20,900円(税込) |
| ポイント還元率 | 0.5%(200円につき1ポイントのVポイント) | 0.5%(200円につき1ポイントのVポイント) | 0.5%(200円につき1ポイントのVポイント) |
| 発行スピード | 約3週間 | 約3週間 | 約3週間 |
| 追加カード | 年会費:440円(税込) | 年会費:440円(税込) | 年会費:4,400円(税込) |
| ETCカード | 年会費:550円(税込) | 年会費:550円(税込) | 年会費:550円(税込) |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1,000万円(自動付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高1,000万円(自動付帯/航空機搭乗中・飛行場構内のみ) | 最高5,000万円(自動付帯/航空機搭乗中・飛行場構内のみ) | 最高5,000万円(自動付帯) |
| 各種補償 | お買い物安心保険:年間100万円まで | ショッピングガード保険(海外):最高100万円 | ショッピングガード保険(海外・国内):最高300万円 |
| 空港ラウンジサービス | − | – | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できます。 |
| 申込対象 | 法人・個人事業者 | 法人・個人事業者 | 法人・個人事業者 |
| 特典 | ボーナスマイル | ボーナスマイル | ・入会/毎年の継続時:2,000マイル |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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3.三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般/ゴールド)
登記簿謄本や決算書の提出が不要で、個人の与信のみで発行できる中小企業・個人事業主特化型の法人カードです。
| 項目 | 三井住友カードビジネスオーナーズ | 三井住友カードビジネスオーナーズ ゴールド |
| 券面 | | |
| 国際ブランド | | |
| 年会費 | 永年無料 | 5,500円(税込) |
| ポイント還元率 | 0.5%〜1.5%※1 | 0.5%〜2.0%※5 |
| 発行スピード | 最短3営業日(カード到着約1週間) | 最短3営業日(カード到着約1週間) |
| 追加カード | 年会費:永年無料 | 会費:永年無料 |
| ETCカード | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度利用あれば無料※2 | 年会費:初年度無料、翌年以降は前年度にETC利用あれば無料※6 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高2,000万円(利用付帯)※3 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 旅行傷害保険(国内) | ー | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 各種補償 | ー | 年間300万円までのお買物安心保険 |
| 空港ラウンジサービス | ー | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの空港内にあるラウンジを無料でご利用いただけます。 |
| 申込対象 | 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む)の方 | 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む)の方 |
| キャンペーン | 新規入会・条件達成でポイント16,000円相当プレゼント | 新規入会・条件達成でポイント55,000円相当プレゼント |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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最大の特徴は、維持にかかるコストを徹底的に排除できる点にあります。条件を満たすことで、ゴールドカードであっても年間に100万円以上の利用があれば、それ以降の年会費が永年無料へと切り替わります。
毎日の経費支払いで付与される「Vポイント」を、手数料なしでANAマイルへ交換するルートが確立されています。マイルへの換算率は0.25%と決して高くはありませんが、年間の移行上限が存在しないため、決済枠の上限を気にせず使い続けられます。独立直後のフリーランスや、固定費の支出を1円でも抑えたいスモールビジネスの最初の1枚として機能します。
4.JCB Biz ONE(ゴールド)|初年度無料で維持できるJ-ポイント特化型カード
法人カードの維持コストを極力抑えつつ、無駄のないスキームでANAマイルを蓄積したい企業に適した実力派のカードです。
JCBの最新ポイントプログラムである「J-ポイント」が標準の2倍のペースで効率よく蓄積されるビジネス優遇仕様となっています。貯まったポイントは手数料なし・上限なしでANAマイルへと移行できるため、経費決済から生まれた価値を無駄なく回収できます。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 5,500円(税込)※1 |
| ポイント還元率 | 1.00%~10.50%※2 |
| 発行スピード | 最短5分※3 |
| 追加カード | なし |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 旅行傷害保険(海外) | ー |
| 旅行傷害保険(国内) | ー |
| 各種補償 | ショッピングガード保険(海外・国内):最高500万円 |
| 空港ラウンジサービス | 国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できます |
| 申込対象 | 法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む) |
| キャンペーン | 【2026年4月1日(水)〜9月30日(水)】 |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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具体的なポイントの貯まり方は、毎月の利用合計金額100円(税込)ごとに2ポイント(1,000円換算で20ポイント)です。一般的なJCBカードの2倍のペースでJ-ポイントを獲得できるビジネス優遇仕様となっています。貯まったポイントは「10ポイント ➔ 3マイル」の比率でANAマイルへと移行でき、
5.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
格調高いプラチナステータスでありながら、手厚いビジネスサポートと税金支払いに強い特徴を併せ持つ1枚です。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 年会費33,000円(税込) |
| ポイント還元率 | 0.5%※1 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| 追加カード | 年会費 :3,300円(税込) |
| ETCカード | 年会費:無料 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1億円(利用付帯) |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高5,000万円(利用付帯) |
| 各種補償 | ショッピング安心保険:年間最高300万円 |
| 空港ラウンジサービス | ・国内の主要空港内にあるラウンジを無料でご利用いただけます。 |
| 申込対象 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) |
| キャンペーン | 新規入会後3か月間は、ショッピング利用で永久不滅ポイントを4倍付与(1,000円(税込)ごとに4ポイント) |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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日常の支払いで貯まる「永久不滅ポイント」には有効期限が存在しません。そのため、数年をかけてじっくりとポイントを蓄積し、必要なタイミングでまとめてANAマイルへ交換する運用が成立します。移行手数料や年間の移行上限に縛られる心配がない点も、決済額の大きな企業にとっての安心材料です。
また、世界中の空港ラウンジが無料で使える「プライオリティ・パス」の最上位プレステージ会員資格が無料で付帯するため、海外出張の多い経営者のパートナーとしても機能します。ただし、ANAマイルへの直接の換算率はJALマイルに比べて低めに設定されているため、マイルの有効期限を気にせず長期スパンでポイントを維持したい企業に向いています。
6.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
高いステータス性と、100円の決済につき1マイル相当が貯まる圧倒的な高還元率が魅力のゴールドカードです。
| 項目 | 内容 |
| 券面 | ![]() |
| 国際ブランド | |
| 年会費 | 49,500円(税込) |
| ポイント還元率 | 1%※1 |
| 発行スピード | 個人事業主:約1週間 |
| 追加カード | 年会費 |
| ETCカード | 年会費;無料 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1億円(利用付帯)※2 |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高5,000万円(利用付帯)※3 |
| 各種補償 | ショッピング・プロテクション® |
| 空港ラウンジサービス | 主要な国内空港とハワイホノルルの空港のラウンジを無料で利用可能 |
| 申込対象 | 法人の代表者 |
| キャンペーン | 新規入会かつ利用条件達成で、合計最大180,000ポイント ※メンバーシップ・リワードのポイント |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| おすすめの事業者 |
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税金や公共料金の支払い、オフィス用品の購入など、あらゆるビジネスシーンで1.0%という高い水準の換算率を維持できます。貯まったポイントは一度「メンバーシップ・リワード・プラス」を経由させることで、無駄なくANAマイルへと集約が可能です。
唯一の留意点は、ANAマイルへの年間移行上限が「40,000マイルまで」と厳格に定められている点です。決済額に直すと年間400万円分の利用で上限に達するため、それ以上の大型決済を行う企業ではポイントが目減りします。年間決済額が400万円以下に収まるスタートアップや個人事業主、あるいは出張時の手厚い旅行傷害保険や空港サポートを重視する経営者にとって非常に強力な存在です。
7.ラグジュアリーカード(法人/チタン・ブラック・ゴールド)
最高峰の金属製ステータスと、超高額な決済枠をストレスなく運用できる富裕層・成長企業向けのプレミアムカードです。
| 項目 | ラグジュアリーカードチタン | ラグジュアリーカード ブラック | ラグジュアリーカード ゴールド |
| 券面 | | | |
| 国際ブランド | | | |
| 年会費 | 55,000円(税込) | 110,000円(税込) | 220,000円(税込) |
| ポイント還元率 | 1.0%※1 | 1.25%※3 | 1.5%※5 |
| 発行スピード | 最短5営業日 | 最短5営業日 | 最短5営業日 |
| 追加カード | 年会費:16,500円(税込) | 年会費:27,500円(税込) | 55,000円(税込) |
| ETCカード | 年会費:永年無料※2 | 年会費:永年無料※4 | 年会費:永年無料※6 |
| 旅行傷害保険(海外) | 最高1.2億円(自動付帯) | 最高1.2億円(自動付帯) | 最高1.2億円(自動付帯) |
| 旅行傷害保険(国内) | 最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(利用付帯) |
| 各種補償 | ショッピングガーディアン保険年間最大300万円 | ショッピングガーディアン保険年間最大300万円 | 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き:最高1億円 |
| 空港ラウンジサービス | 国内主要空港とハワイホノルルの空港ラウンジ無料で利用可能 | 国内主要空港とハワイホノルルの空港ラウンジ無料で利用可能 | 国内主要空港とハワイホノルルの空港ラウンジ無料で利用可能 |
| 申込対象 | 20歳以上(学生不可) | 20歳以上(学生不可) | 20歳以上(学生不可) |
| キャンペーン | – | 新規入会と利用で最大30,000円相当分ポイントプレゼント | 新規入会と利用で最大50,000円相当分ポイントプレゼント |
| おすすめポイント |
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| 気になるポイント |
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| – |
| おすすめの事業者 |
|
| – |
多くのクレジットカードが「税金やモバイルSuicaへのチャージ」においてポイント還元率を半減させるなか、ラグジュアリーカードは納税時であっても通常決済とまったく同じ還元率を維持します。そのため、高額な法人税や消費税をカードで一括納付する経営者にとって、凄まじいスピードでポイントが貯まるシステムが構築されています。
ゴールド会員であれば一律で0.9%のANAマイル還元を受けることができ、年間のマイル移行上限も手数料も完全無料です。数千万円単位の経費を一気に決済してもマイルの取りこぼしが起きません。世界コンシェルジュによる手厚いビジネス手配も含め、決済規模そのものが桁違いに大きいエグゼクティブにのみ許された特権的な1枚です。
法人カードでANAマイルが貯まる仕組みと「2つのルート」
法人カードを使ってANAマイルを本格的に貯める場合、大前提として知っておくべき「2つの獲得ルート」があります。
この仕組みを正しく理解していないと、「効率よく貯めているつもりが、実は大きな機会損失をしていた」ということになりかねません。自社のビジネススタイルに合わせて、どちらのルートを主軸にするかを明確にしましょう。
ルート1:飛行機に乗って直接貯まる「フライトマイル」
出張などで実際にANAの航空便に搭乗した際、フライトの距離(区間マイル)と航空券の運賃クラス(積算率)に応じて直接付与されるマイルです。
- 貯まる対象: カード会員(経営者や従業員)が「実際に飛行機に乗ったとき」のみ
- 特徴: 「ANA公式カード」を保有していると、通常のフライトマイルに加えて10%~50%のボーナスマイルが上乗せされる。
【注意】マイルは「搭乗者本人」のものになる
会社の経費(法人カード)で航空券を決済した場合でも、フライトマイルは「実際に席に座って飛行機に乗った個人」のANAマイレージクラブアカウントに貯まります。会社のアカウントに一括して集約することはシステム上できません。
ルート2:日々の経費決済で貯まる「ポイント移行マイル」
オフィス家賃、広告費、税金、消耗品費など、日々の企業間決済(経費支払い)を法人カードで行うことで、まずカード会社の「ポイント」を貯め、それを後からANAマイルへ交換するルートです。
- 貯まる対象: 飛行機の利用有無に関わらず、「カードで経費を決済したとき」すべて
- 特徴: 月数十万~数百万円の経費がすべてポイントに変わるため、出張の機会が少ない企業でも爆発的にマイルを蓄積できる。
【メリット】マイルの「実質的な集約」が可能
決済によって貯まるカード会社のポイントは、すべて「法人名義(代表者)」のカードに集約されます。必要なタイミングで代表者のANAマイル口座へ一括移行できるため、会社の経費から生まれた価値を経営者個人に合法的に還元するスキームとして非常によく使われます。
【重要】「ANA公式カード」と「マイルが貯まる提携カード」の違い
2つのルートを踏まえた上で、市場にある法人カードは、航空会社が直接発行に関わる「ANA公式カード」と、JCBやアメックスなどの「提携カード」の2種類に大別されます。
特典の軸足が「搭乗」にあるか「決済ポイント」にあるかで、以下のように強みが全く異なります。
| 比較項目 | ANA公式カード(ANA法人カードなど) | マイルが貯まる提携カード(アメックス・JCB等) |
| マイル獲得の主軸 | 飛行機への「搭乗」(フライトマイル) | 日々の「決済」(ショッピングポイント) |
| フライトボーナス | あり(区間マイルの10%~50%上乗せ) | なし(通常のフライトマイルのみ) |
| 定期ボーナス | あり(入会時・毎年の継続時に付与) | なし |
| ビジネス優遇 | ANA「ビジネスきっぷ」の購入が可能 | 税金支払い時のポイント還元(一部満額)、 コンシェルジュ、限定ラウンジ等 |
| 最適な企業タイプ | 社員や役員の飛行機出張が非常に多い企業 | 出張は少ないが、広告費や納税などの決済額が大きい企業 |
このように、自社の支出の「どこにマイルの原資があるか」を見極めて主軸となるカードを選ぶのが、失敗しないマイル戦略の鉄則です。
【決済額・出張回数別】ANAマイル獲得シミュレーション
日常の経費決済やフライトによって、実際にどれほどのマイルが貯まり、どれだけ出張費が浮くのかを具体的に試算してみましょう。
「決済メインの企業」と「出張メインの企業」それぞれのシミュレーションを提示します。自社の支出規模や働き方に当てはめて、獲得できるマイルのインパクトを実感してください。
毎月の決済額(30万・100万・300万)で見る年間マイル目安
まずは「決済メイン」でマイルを貯める場合のシミュレーションです。
還元率を1.0%(アメックスの有料コースやANA公式ゴールド等)と仮定し、貯まったマイルでレギュラーシーズン(通常期)に交換できるANA国内線往復航空券の目安をまとめています。
【算出の前提】
ANA国内線の特典航空券(往復)に必要なマイル数は、レギュラーシーズンの場合、東京ー大阪なら13,000マイル、東京ー札幌/福岡なら17,000マイルです。
| 毎月の決済額 | 年間の総決済額 | 年間の獲得マイル | 特典航空券への交換目安(レギュラーシーズン) |
| 30万円 | 360万円 | 36,000マイル | ・東京ー大阪 往復2回分(余り10,000マイル) ・東京ー札幌/福岡 往復2回分 |
| 100万円 | 1,200万円 | 120,000マイル | ・東京ー札幌/福岡 往復7回分 ・アジア圏の国際線ビジネスクラス往復(2名分相当) |
| 300万円 | 3,600万円 | 360,000マイル | ・東京ー札幌/福岡 往復21回分 ・ハワイや欧米の国際線ファーストクラス往復(複数名分) |
毎月100万円以上の経費(オフィス家賃、WEB広告費、サーバー代、仕入れ等)が発生する企業であれば、決済を1枚のカードに集約するだけで、年間7回以上の国内出張費を完全にゼロにすることが可能です。国際線の上位クラス(ビジネス・ファースト)を狙えば、1マイルの価値が数円~十数円に跳ね上がるため、経費削減メリットはさらに膨らみます。
年間のANA便出張回数で見る搭乗マイル目安
次に「出張メイン」でマイルを貯める場合のシミュレーションです。
当日予約変更が可能でビジネス利用の王道である「ビジネスきっぷ(積算率100%)」を利用し、主要路線を年間で往復した際、カードのランク(公式一般:10%上乗せ、公式ゴールド:25%上乗せ)によってどれほどマイルが貯まるかを試算しました。
| 対象路線(片道マイル) | 年間の往復回数 | ANA公式一般カード (フライトボーナス10%) | ANA公式ゴールドカード (フライトボーナス25%) |
| 東京 ➔ 大阪 (片道280マイル) | ・12回(月1回) ・24回(月2回) | ・7,392マイル ・14,784マイル | ・8,400マイル ・16,800マイル |
| 東京 ➔ 札幌 (片道510マイル) | ・12回(月1回) ・24回(月2回) | ・13,464マイル ・26,928マイル | ・15,300マイル ・30,600マイル |
| 東京 ➔ 福岡 (片道567マイル) | ・12回(月1回) ・24回(月2回’) | ・14,968マイル ・29,937マイル | ・17,010マイル ・34,020マイル |
※入会・継続ボーナスマイル(一般:1,000マイル、ゴールド:2,000マイル)は含まず、純粋な搭乗マイルのみの計算です。
東京ー福岡や東京ー札幌クラスの中距離路線に月2回(年24回)搭乗するアクティブなビジネスパーソンであれば、ゴールドカードを持っておくだけでフライトマイルだけで年間3万マイル以上が貯まります。
ここに毎年もらえる継続ボーナス(2,000マイル)や、ホテル宿泊・日常の決済マイルが加算されるため、手堅く「出張が次の出張のコストを浮かせる」という好循環が完成します。
失敗しないための選び方と注意点(移行上限・有効期限など)
法人カードの表面上のスペックや「マイル還元率1.0%」という言葉だけでカードを選んでしまうと、契約後に「思ったよりマイルが貯まらない」「余計なコストがかかった」と後悔する落とし穴があります。
重大な機会損失を防ぎ、自社にとって本当に最適な1枚を見極めるための4つの重要なチェックポイントを解説します。
① 実質マイル還元率と移行手数料(コストの総額で見る)
カードを選ぶ際は、パンフレットに書かれたポイント還元率ではなく、最終的にANAマイルに交換した際のデザイン、つまり「実質マイル還元率」を計算する必要があります。
実質マイル還元率の計算式
カードのポイント還元率(%) × マイルへの移行レート(%) = 実質マイル還元率
例えば、あるカードの基本ポイント還元率が1.0%(100円で1円相当のポイント)であっても、そのポイントをマイルに移す際の交換レートが50%(1ポイント=0.5マイル)であれば、実質マイル還元率は0.5%に半減します。
また、年会費とは別に毎年数千円~1万円近くかかる「マイル移行手数料」の有無も無視できません。年会費が安くても、毎年の移行手数料を含めるとトータルのコストが上位カードと変わらなくなるケースもあるため、「年会費+移行手数料」の総額でコストを評価しましょう。
② 年間の「移行上限」とポイントの「有効期限」
決済額の大きな中堅・成長企業にとって、最も注意すべきなのが「年間の移行上限」の壁です。
一部の提携法人カードには「ANAマイルへの交換は年間4万マイルまで」といった上限が設定されています。これを知らずに数千万円の広告費や仕入れを決済すると、上限を超えた分のポイントをANAマイルに交換できず、他社の使い道の限られたポイントや商品券に換えざるを得なくなります。年間決済額が400万円を超える見込みがあるなら、最初から「移行上限なし」のカード(ANA公式カードやラグジュアリーカード、JCB Biz ONEなど)を最優先してください。
あわせて、ポイントの「有効期限」も重要です。一般的にANAマイル自体の有効期限は「獲得から36ヶ月(3年間)」ですが、交換前のカードポイントに有効期限がないカード(セゾンの永久不滅ポイントなど)であれば、ポイントの状態で数年間じっくりと貯め込み、必要なときに一気にマイルへ移すことで失効リスクを完全にゼロにできます。
③ 追加カード(従業員用)の費用とマイルの合算ルール
役員や営業メンバー、購買担当者など、複数人に従業員用の「追加カード」を発行して組織で運用する場合、コストとマイルの帰属ルールを事前に決めておく必要があります。
- 従業員カードのコスト
親カードの年会費が安くても、追加カード1枚ごとにかかる年会費が高額な場合、発行枚数が増えるほど固定費を圧迫します。追加カードの年会費が無料、あるいは安価に抑えられているかを事前に確認しましょう。 - マイル名義の帰属ルール
「経費決済」によって貯まったポイントはすべて親カード(代表者・法人)の口座に一約され、代表者個人のマイル口座へ移行できます。しかし、「飛行機の搭乗(フライト)」によって発生したマイルは、会社の法人カードで航空券を買ったとしても、実際に搭乗した従業員個人のマイル口座にしか貯まりません。 - 私的利用における税務上の注意点
会社の経費決済で貯まったマイルを、経営者個人や特定の個人の完全なプライベート旅行に使う場合、税務上「経済的利益の享受(実質的な賞与や雑所得)」とみなされるリスクがゼロではありません。トラブルを防ぐためにも、貯まったマイルは原則として「次回の出張費の補填」や「社員旅行・福利厚生」など、ビジネスに関わる用途、あるいは法人の利益に還元される形での運用をおすすめします。
④ 海外出張に備える国際ブランド・保険・空港ラウンジ
海外への渡航や海外企業のサービス(WEB広告など)への支払いがある場合、ビジネスの現場での「実用性」が成否を分けます。
- 国際ブランドの選択(決済網)
海外での決済網の広さを最優先するなら、世界シェアトップのVisaまたはMastercardが必須です。ステータス性や国内サポート、コンシェルジュを重視するならアメリカン・エキスプレスやJCBが強力ですが、欧米の地方都市やアジアの小規模店舗では決済できないケースを考慮し、必ずVisa/Mastercardのサブカードを1枚用意しておきましょう。 - 旅行傷害保険の補償額と条件
海外の医療費は非常に高額です。カードに付帯する旅行傷害保険の「最高補償額(特に利用頻度の高い傷害・疾病治療費用)」を確認してください。また、カードを持っているだけで適用される「自動付帯」か、航空券などをそのカードで決済しないと適用されない「利用付帯」かの確認も必須です。 - 空港ラウンジ・プライオリティ・パス
乗り継ぎやフライトの待ち時間を快適なワークスペースに変えるため、国内主要空港のラウンジだけでなく、世界1,500箇所以上のVIPラウンジが使い放題になる「プライオリティ・パス(最上位のプレステージ会員資格)」が無料で付帯するかどうかは、海外出張の疲労度を大きく左右するポイントです。
貯まったANAマイルの効率的な活用方法
法人カードの運用によって無事に大量のマイルが貯まったら、次はそのメリットを最大化するための「出口戦略」が必要です。
獲得した価値をビジネスにどう還元し、効率的に出張費を浮かせればよいか、2つの王道の活用ルートを紹介します。
特典航空券への交換(国内線・国際線・提携社)
貯まったマイルを「特典航空券(無料の航空券)」に交換して出張に直接充当する、最も王道かつ還元率を高く保てるコスト削減ルートです。
- 国内線での活用
直前の出張であっても、マイルに余裕があれば手軽に航空券を発行できます。通常期であれば、東京ー大阪間が片道6,500マイル、東京ー札幌・福岡間が片道8,500マイルで手に入ります。 - 国際線・スターアライアンス提携社での活用
ANAが加盟する「スターアライアンス」のネットワークを利用し、ユナイテッド航空やシンガポール航空、ルフトハンザ航空など世界中の提携航空会社のチケットにも交換可能です。
【プロの視点】1マイルの価値を最大化する「ビジネスクラス」狙い
マイルを国内線の普通席に換算すると「1マイル=約2円〜3円」の価値ですが、国際線の長距離ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換した場合、元の航空券代が非常に高額なため、「1マイル=8円〜15円以上」まで価値が跳ね上がります。海外出張が多い経営者であれば、マイルはすべて国際線の上位クラスへ集中させるのが最も賢い選択です。
ANA SKY コインへの交換(座席縛りなし、出張費補填)
「マイルはあるのに、出張したい日の特典航空券の予約枠が埋まっていて取れない」というシミュレーション上の弱点を完全に克服できるのが、「ANA SKY コイン」への交換ルートです。
ANA SKY コインとは、ANAのウェブサイトで航空券や旅行商品の支払いに「1コイン=1円」としてそのまま現金代わりに使える電子クーポンです。
- 座席の制限(枠縛り)が一切ない
特典航空券は1フライトごとに「マイル用の座席数」が厳しく制限されていますが、ANA SKY コインで購入する場合は、一般の有償座席に空きがある限り、いつでも好きな便を予約できます。お盆や年末年始、急な出張でも確実に出張費を補填できます。 - 交換比率が最大1.7倍に跳ね上がる
マイルをSKY コインに交換する際、1度に交換するマイル数と、保有しているANAカードのランクに応じて交換比率が最大1.7倍(10,000マイル ➔ 17,000コイン)まで優遇されます。
さらに、SKY コインを使って搭乗したフライトには、通常の有償航空券と同様に新たなフライトマイルとプレミアムポイント(マイルとは別のステータスポイント)が100%貯まるという隠れた大きなメリットがあります。「貯まったマイルをコインに換え、そのコインで乗ることでまたマイルが生まれる」という、ビジネスの出張効率を極限まで高めるサイクルを構築可能です。
よくある質問(FAQ)
法人カードでのANAマイル運用において、経営者や経理担当者から特によく寄せられる5つの疑問にQ&A形式でお答えします。
Q1. 法人カードの経費決済で貯まったマイルは、経営者個人のプライベート旅行に使っても問題ありませんか?
A. 税務上のリスクを避けるため、原則としてビジネス関連の用途、または従業員の福利厚生に利用することをお勧めします。
法人の経費決済によって貯まるカードポイント(マイル)は、本来「法人の資産」とみなされます。これを経営者個人が完全なプライベート目的で消費した場合、税務調査において「法人から個人への経済的利益の供与(実質的な賞与や雑所得)」と指摘され、課税対象となるリスクがゼロではありません。 トラブルを防ぐためにも、次回の出張時の航空券代に充てるか、社員旅行の費用に充てるなど、法人の利益やビジネスに関連する形で還元する運用のルール化が安全です。
Q2. 従業員用の追加カード(ビジネスカード)を渡している場合、その従業員が決済して貯まったマイルは誰のものになりますか?
A. 経費決済のポイントから移行するマイルは「親カード(代表者)」に集約されますが、飛行機の搭乗で貯まるフライトマイルは「搭乗した従業員個人」のものになります。
- ショッピングポイント(決済): 従業員カードの利用分も含め、すべてのポイントは親カード(会社名義のアカウント)に一括して集約されます。そのため、会社の経費から生まれたポイントを他人に分散させることなく、代表者が一括してANAマイルへ移行可能です。
- フライトマイル(搭乗): 会社の法人カードで航空券を購入した場合であっても、飛行機に乗ることで発生するフライトマイルは、航空会社の規約上「実際に席に座った本人」のマイレージクラブ口座に直接付与されます。これを会社側が強制的に回収して1つにまとめるシステムはありません。
Q3. 法人税や消費税などの「税金」を支払った場合でも、通常通りANAマイルは貯まりますか?
A. カードによって「通常通り貯まるもの」「還元率が半減するもの」「全く貯まらないもの」に分かれます。
多くのクレジットカード(アメリカン・エキスプレスや楽天ビジネスカードなど)は、税金や公共料金の決済時のみ、ポイントの付与率を通常の半分(またはそれ以下)に下げる規約を設けています。また、三井住友カードのようにモバイルSuicaへのチャージをポイント対象外としているケースもあります。 一方で、ラグジュアリーカードのように高額な納税であっても一切還元率を下げずに満額付与するカードも存在します。年間の納税額が大きい企業は、必ず「税金支払い時のポイント減算ルール」を確認してカードを選定してください。
Q4. 貯まったカード会社のポイントをANAマイルに移行する際、手続きから実際にマイルが口座に反映されるまでどれくらい時間がかかりますか?
A. カード会社や移行ルートによりますが、一般的に約1週間〜1ヶ月程度かかります。
ANA公式カード(JCBやVisaなど)の自動移行などを除き、提携カード(アメックスやセゾンなど)のポイントを手動でANAマイルへ移行する場合、申請からマイル口座に反映されるまでには一定のタイムラグがあります。 「来週の出張の航空券をマイルで取りたい」と考えて直前に申請しても間に合わない可能性が高いため、マイルの有効期限(獲得から36ヶ月)を考慮しつつ、スケジュールには余裕を持って数ヶ月前から計画的に移行手続きを行うのが鉄則です。
Q5. ANAマイルとJALマイル、法人の経費決済で貯めるならどちらがおすすめですか?
A. 年間の決済規模が「400万円を超えるかどうか」が1つの大きな分岐点になります。
- 年間決済400万円以下、または海外出張時のサポート重視 ➔ ANAマイル
アメックス・ビジネス・ゴールドのように1.0%の高還元でANAマイルを貯められる優秀なカードがありますが、年間40,000マイル(決済額400万円相当)という移行上限があります。この枠内に収まる規模であれば、ANAマイルは非常に貯めやすくおすすめです。 - 年間決済400万円超の大型決済、またはJAL便の利用が多い ➔ JALマイル
決済額が数百万〜数千万円規模になる場合、アメックスのANAマイル移行上限がネックになります。JALマイルであれば、例えばセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの「SAISON MILE CLUB」を利用することで、年間15万マイル(決済枠1,500万円相当)まで最大1.125%という高還元率で上限を気にせずJALマイルを蓄積できます。
自社の年間経費の総額と、普段利用する航空会社(アライアンス)のバランスを見て決定するのが最適です。
まとめ:経費を会社の「資産」に変える最適な1枚の選択を
法人カードでANAマイルを貯める最大の本質は、これまで単なる「出ていくコスト」でしかなかった会社の経費(仕入れ、WEB広告費、毎月の固定費など)を、出張費の削減や従業員の福利厚生という「原資(資産)」へダイレクトに変換できる点にあります。
特に決済額の大きな企業ほど、カード選びの成否が年間数十万マイル(数百万円相当の価値)の差となって現れます。最後に、自社にとって最適なカードを見極めるための要点を振り返りましょう。
- 年間決済額が400万円を超えるなら「移行上限なし」が絶対条件 せっかく貯めたポイントが上限の壁でマイルに換えられなければ意味がありません。自社の年間決済額を予測し、上限の有無を最優先で確認してください。
- 「年会費+移行手数料」のトータルコストで評価する 表面上の年会費の安さに惑わされず、マイル移行に必要な手数料や、従業員用の追加カードを発行した際の総額でコストパフォーマンスを計算しましょう。
- ポイントの有効期限と海外出張への実用性をチェック じっくり貯めるなら「有効期限なし」のカードが有利です。また、海外出張が多い場合は、Visa/Mastercardの決済網や、プライオリティ・パスの有無がビジネスの快適性を左右します。
- 貯まったマイルは「特典航空券」か「ANA SKY コイン」で賢く出口戦略を 1マイルの価値を極限まで高めるなら国際線の「ビジネスクラス」、急な出張や座席の枠縛りを気にせず確実に経費を浮かせるなら「ANA SKY コイン」への交換がベストです。
マイルの貯まる法人カードは、一度仕組みを構築してしまえば、自動的に会社のキャッシュフローを改善し続ける強力な経営ツールになります。まずは自社の現在の年間決済額と出張の頻度をベースに、最適な条件を満たす1枚の比較検討から始めてみてください。
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